小粒ながら絶対的な信頼を得るBMXブランド、KINK(キンク)。10代のライダー、Zack Phillips(ザック・フィリップス)がニューヨーク州ロチェスターでスタート。以来,全てのパーツを現役ライダーが開発する一貫した姿勢で数々の名作パーツを発表、キンク=ハイクオリティの定評を得る。創業のいきさつを振り返り,Zackは語る。

「KINKは1994年僕が高校生の頃にシンプルにスタートしたんだ。その頃も、今同様、ライディングと写真が僕のパッションだった。16歳になる前に僕は当時のBMX界のアパレルブランド2Bの広告写真のカメラマンをしていた。16歳になって運転免許を取るや否や,僕は雑誌やいろんな会社の仕事を請け負って東海岸のあちこちをドライブしながら撮影しまくった。同時にライディングに入れ込んで,スピンドルや、ペグやスプロケットなどバイクのあらゆるパーツを壊しまくっていた。その頃、僕の父の工場があった建物の2階にロフトがあった。ある日,僕は壊れたスピンドルやペグなんかを持ってそこに足を踏み入れた。僕が16歳の夏,それがKinkの誕生だった。以来、自分が使いたいBMXパーツを作ってきた。今後もたくさんの新しいパーツを作る予定。あの頃と変わらないのは、軽くて,強くて、気の利いた物だけを作りたいという気持ち。」

2008年に完成車もリリースしたKinkはパワーアップしたブランドに育った今も、創業当初と変わらない謙虚な姿勢でライダーたちの期待に応える物作りに徹し、素晴らしい顔ぶれのチームを擁して歩み続けている。

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