BMXとは?
はじめに
このレポートは、BMXを全く知らない方でも
・カッコいいBMXがどんなものか理解できて
・BMXを賢く選ぶ秘訣が学べる
内容になっております。
売り込みなどは一切ありません。
純粋にBMXを知っていただくための紹介レポートです。
少し長いですが、最後まで読んでいただければわかりやすいです。
このレポートを通じて今よりもBMXの事を知って、
そしてもっと興味をもっていただけたら嬉しく思います。
POINT ① スタイルに合わせて選ぶ
━ FLAT LAND(フラットランド)━
*動画が表示されない場合は一度更新ボタンを押してみてください
フィギュアスケートのように華麗に舞うフラットランド。
お店を始めた頃は、日本でBMXをやっている人はこのフラットスタイルが圧倒的に多かったです。
その特徴は...
特徴1. フレームが小さい(コンパクト)
ジャンプ系のBMXに比べるとフレームが随分短いです。
それは片輪でバランスを取るためには長かったり、大きかったりすると安定しないからです。
ネット上の総合自転車店で販売されているBMXは、フラットに適した完成車では無いものが多いです。
↑の写真は上のブラックがストリートバイク、下のホワイトがフラットバイクです。
後ろから揃えてる状態でフロントペグの位置が随分違うのが分かりますね。
特徴2. ペグがアルミなのがいい
フラットランドでは通常、前後ろに合計4本付けます。使用用途として、クルクル回るときに足を乗せたりします。
その為、ペグは滑らない作りがベターです。
ツルツルの鉄ペグは一般的には向きません。(やりづらい)
特徴3. フリーコースターハブ(フリコ)が装着されている
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ハブというのは車輪の中心にある、スポークが通してあるパーツです。
フリーコースターハブというのは普通のハブと違って後輪が後ろに回転した時にペダルが後ろにつられて回転しない特殊なハブなんです。
フラットバイクには必需品です。
これが無いとペダルが当たって邪魔で乗れないです。
フリーコースターハブが標準で装着されてあることがストリート用BMXとの違いです。
特徴4. ジャイロシステムが標準装備
BMXといえば、ハンドルがクルクル回る!
というイメージを持ってる方も多いと思います。
通常は、前にも後ろにもブレーキが付いた状態でハンドルを回そうとすると、半回転がせいぜいです。
ワイヤーが絡んで、それ以上回らないのです。
ジャイロシステムとは、ブレーキの付いた状態でハンドルが左右に自由になん回転でもクルクル回るブレーキシステムの事なのです。
フラットランドではトリックがやりやすい様に、このジャイロシステムが標準で装備されています。
✓最近では、東京2020オリンピック競技にも採用された、BMXフリースタイルも盛んになってきました。
その為、ストリートブランドでもジャイロの付いたモデルがリリースされています。
━ STREET(ストリート)━
いわゆるジャンプしたりして子供の頃に自転車で飛んで遊んだ延長です。
難しく考えずに街を流して小さな階段を飛び降りたりギャップで十分遊べます。
その特徴は...
特徴1. クランクは丈夫な3ピースタイプがよい
クランクは1ピースと3ピースというタイプがあります。
3ピースクランクとはフレームの中心に1本のシャフト(棒)が入り、
それに右用、左用のアーム(ペダルの部分)が別々に装着されています。
3分割構造なので3ピースクランクと呼ばれています。
▼1ピースクランクとはフレームの右から左に貫通している1本の棒状タイプです。
細いため、衝撃に弱いのと1本の棒状なので回転精度がよくないです。
特徴2. ペグは鉄製(スチール製)がよい
スケボーのように滑ったりするため固くつぶれにくく滑りやすい鉄製のツルツルがよいです。
最近はスケートパークの要望で、鉄製で施設が損傷するのを防ぐためにプラスチック製も増えてきました。
使用場所が限られるため一般的には鉄製が多いです。
特徴3. ペダルは靴に食いつきの良いピンが立っている方がよい
ストリートでも最近は軽量化の為にプラスチック製のペダルが主流になってきました。
プラスチック製でもピン付きがいいものは、ジャンプした時にシューズにピンが掛かってくれて滑りにくいです。
特徴4. ホイールのスポークはクロス組(交差組)がよい
スポークが真っ直ぐに組んでいるホイールは着地の衝撃などでネジレに弱いので危ないです。
クロスに交差してる時点で衝撃吸収になっているのです。
最近は少ないですが、真っ直ぐ組んであるホイールはフラット用という事もあります。
特徴5. フロントブレーキは無いほうが良心的
ストリートは基本的に止まればよいので後ろブレーキのみでOKです。
フロントブレーキは最初は装着していても慣れてくると外す人が多いのですが、
その時取付台座が残ってしまうので危ないんですね(フラット&ストリートのフリースタイルBMXは必要です)。
ストリート専用のBMX完成車はフロントブレーキの取付台座は、初めから付いてないものがほとんどです。
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・スケートパーク
・ストリート(風)
他にも、ダートなど
▼ストリートバイクとフラットバイクの違いを動画にまとめてみました(約6分)
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BMXは普通に乗っても、フラットしても、ジャンプしてもカッコいいですよね!!
しかもBMXはスノーボードやサーフィンのように雪山や海にわざわざ出かけたり、到着してウェアーやウェットスーツに着替えたりブーツを履いたりする必要がありません。
家を出ていきなり 走れて、跳べて、練習できて、しかも移動手段にもなる!
BMXは一番身近&手軽なエクストリームスポーツなんです!
スケートボードは路面がきれいじゃないと走れませんが、BMXは少々のガタツキは問題なし!です。
通勤・通学の行き帰り、遊びに行くでも買い物に行でも
その道のり・その途中の段差や傾斜や広場が楽しめて練習にもなるんです。
こんなにカッコよくて、便利な乗り物は他にはないと思いませんか!?
しかも目立てるし、女の子にもモテる!?(苦笑)
しかし!
BMXは丈夫そうに見えますが、実はデリケートなんです。
なぜかというと、BMXはお分かりのように自転車のひとつです。
ブレーキが効かなかったり、すぐにパンクしたり、うるさい音がしたりすると快適に乗れません。
当店は、そういった細かい調整にもこだわった組立を心がけています。
粗悪な組立は"ゴミ”です
BMXの本当の価値は、価格やブランドではなく、組立段階で全てが決まると言っても過言ではありません。
大袈裟な話ではなく、たとえ10万円、15万円といった高額ラインのBMXでも、いい加減な組立だと1万円の値打ちもありません。
言葉は悪いですが、ただのゴミです。
それどころか、レベルの低い組立によって、本来ならば必要のなかったであろうメンテナンスが発生してしまいます。
最悪、早々に故障が出てしまったり、それによって部品代や修理代ばかりが掛かってしまったりと、そういったことが往々にしてあります。
本来のポテンシャル、そして価格に見合った性能を引き出すためには、キッチリとした適切な組立が必要不可欠なのです。
しかし、世の中の安売りなどしている販売店は、
ショップの経費を捻出するために...
あるいは型落ちの在庫を処分するために...
あるいは多くさばくために安売りしてしまった元を取るために...
そこそこの(いい加減な)組立に甘んじているのが現状なのです。
BMX を購入した人の9割が、その後何らかの形で後悔を余儀なくされている理由の一つがそこにあります。
期待に胸を膨らませてBMXを初購入する9割のライダーさんが、何かしらの後悔を味わいます。
理由は先ほど言った通り、組立が甘く、最低レベルの価値になったBMXを掴まされた事。
そして、知識がないばっかりに、自分に合ったBMX選びができなかった事です。
だからこそ、組立はもちろんBMXに対する最低限の知識をつけてから購入した方が良いのです。
BMXについての当店なりの「メール講座」を発行しています。
どんなBMXがいいの?
という疑問が残っていると思うので、ここからそれを説明します。
まず、乗り方のスタイルによってBMXの種類も変わってくるというのはお分かりになったかと思います。
しかし、スタイルの中でもいくつものBMXがあって
「どれを選んでいいのか分からない」という問い合わせが多いのも事実です。
良いBMXを提案してくれたほうが選びやすいという声が多いので、私が組み立てて、そして実際に使ってもらった上で自信を持ってオススメできるBMXを紹介させていただきます。
店長オススメ はこちら
当ショップで販売してるBMXブランドはオススメブランドである、と思って頂いていいでしょう。
・作りが丁寧であったり
・BMXブランドの中でも工場を吟味して選んでいたり(それでもmade in JAPAN と違い、新品でも傷は多いです)
・エントリーモデルまで細かい寸法を出していたりと、こだわりを持っているブランドは全体の品質は言うまでもなく、価格に対してかなり上まっていると思います。
一番のネックは入荷数が少ないこと、それくらいですね。
でもやっぱりBMXって高いですよね・・
と思われた場合は特にこの話を聞いてほしいのですが、
通常BMXを頑丈にしようとすると、重量が増して重くなってしまいます。
軽量なのに、頑丈にするのが大変なんです。
高い価格にはそんな理由があります。
例えば、他業種ですが、サーフィンされる方は分かると思います。
材料のウレタン材から削られる高品質のサーフボードは価格が15万円ほどします。
サーフボードにするまでの切削技術やラミネートの技術や手間はとても大変なのです。
そしてBMXもフレームが基本にあって、1台のBMX が出来上がるまでとても大変です。
まずこのフレームですが、素材からパイプになるまでに手間と高い技術が必要です。
そしてパイプを溶接して精度がでる良いフレームにできるまで5年ほど修行が必要です。
技術の高い職人が溶接しないと熱で微妙な変化をして治具(パイプを収めて溶接する基本の型)からフレームが外れないそうです。
フレームひとつとってもこんな感じなのです。
他にも、フロントホーク・クランクにホイール・ハンドル、等々たくさんのパーツで構成されているBMXですが、そのそれぞれに精度と強度が要求されて作られています。
パーツメーカー、それを集めて1台のBMXにまとめ上げるBMXメーカー、
それを仕入れて完成品として組上げる私達のような職人がいて、
すべての企業努力の上に、お客様にお届けできているわけです。
クオリティが価格の差になっているのですが、BMX業界は他の業界からしても、コスト抑制に頑張っていることを理解していただければ本当に嬉しいと思います。
最後に
BMXに乗りたいと思う理由が例えば...
・通勤の足だけ
・異性にカッコ良く見せたい
・もちろんジャンプしてスカッとしたい
・子供とサイクリングするのにBMXに乗りたい
もちろんこれらの理由以外にも「こんな理由で乗りたいのですが大丈夫でしょうか?」と、たくさんの問い合わせをいただきます。
「決まりはないのでご自由に乗ってください!」
とお答えさせていただいています。
フラットしたり、ストリートしたりとお決まりの使い方は基本あるとしても、100人いたら100通りの目的や微妙な感情の違いもあると思うわけです。
一番大事なのは、BMXを楽しめるか。
どういう理由でも、BMXに乗ることで毎日にちょっとした楽しみができるならば、どんな理由でも「アリ」なのです!
あなたの素敵なライフスタイルにBMXが仲間入りする事を願っています。
もし、わからない事があれば以下の問い合わせフォームからご質問ください。
電話だと、接客中だったり、作業中で手がグリースまみれだったりと、対応ができずらいのでフォームかメールでお願いします。
▼お問い合わせLINEは以下になります。